JFレポート コロナ禍も頑張る漁村女子!オンラインで情報交換—JF全国女性連フレッシュ・ミズ・プログラムを開催— 2020.10.20 JF全漁連編集部 印刷する 参加者のみなさん、情報交換の様子JF全漁連とJF全国女性連は10月8日、「第21回JF全国女性連フレッシュ・ミズ・プログラム」をオンライン開催しました。 JF全国女性連は、漁協(JF)女性部の全国組織で、環境保全活動や魚食普及活動、女性参画運動など、漁村女性の地位向上を目指した活動を展開しています。 そんなJF全国女性連が毎年、若手漁村女性のスキルアップやネットワークづくりを支援するために、「フレッシュ・ミズ・プログラム」という研修会を開催しています。 例年ですと、活躍する漁村女性を実際に訪ねて、現場視察も含めた研修を行っていますが、今年はコロナ感染対策のため、オンラインで開催しました。 JF全国女性連の関係会議がオンラインで開催されるのは、今回が初めて。若手を含む9名の漁村女性が全国から参加し、先輩漁村女性の優良事例報告やパネルディスカッション、プラスチックごみについての記念講演などが行われました。 初めて顔を合わせる方がほとんどのなか、ディスカッション付きのオンライン研修に参加するのって、とっても勇気がいることですよね! 初めの一歩を踏み出した若手漁村女性のみなさん、本当にカッコイイ! 先輩漁村女性が、「持続可能な漁村」をつくる取り組みを講演優良事例発表を行ったのは、第25回全国青年・女性漁業者交流大会で、その活動が評価され農林水産大臣賞を受賞した、株式会社あこやひめ代表取締役の武部月美さん。「真珠の輝きは絆の輝き~母ちゃんたちがつかんだ夢~」と題し、漁協女性部有志の活動から始まった長年の取り組みについて報告しました。 1996年、アコヤ貝が病気で大量に死んでしまったことなどによる地域漁業経営の危機を打開するため、環境浄化や食育などに取り組んだことがきっかけとなり、女性部有志による加工活動を経て、法人化に至った取り組みです。 「将来地域の水産業を担う子どもたちに少しでも勇気や希望を持たせたい」という思いで、Uターンの若者の受け皿となる企業を目指し活動してきた「あこやひめ」は、若者が働きたいと思う組織になるために株式会社に移行。その後は自社店舗のオープンや、夢であった常温加工品の開発成功など、次々と活動を発展させていきました。 武部さんは、「『継続は力なり。諦めずに続けなはいよ、必ず夢は叶うから』という先輩女性部長がくれた言葉を胸に、これからも頑張ることを続けていきたい」と意気込みを語りました。 ▶あこやひめの商品を紹介した記事はこちら ☆通販でお取り寄せできます! ▶株式会社あこやひめFacebook ディスカッションで、コロナ禍の活動について情報交換ディスカッションの様子、中央はコーディネーターの水産研究・教育機構 三木室長パネルディスカッションでは、(国研)水産研究・教育機構の三木奈都子養殖経営・経済室長がコーディネーターを務め、「不安な世の中を元気に乗り越えよう!」をテーマに情報交換を行いました。 参加者がそれぞれ自己紹介をしたのち、「コロナ感染症拡大により地元漁村にどのような影響があったか」「一歩でも前に進むためにどんな取り組み行っているか」を報告しあいました。 地域により状況は異なるものの、参加者からは、「漁協女性部活動が制限され、集まる機会が減った。海浜清掃などもできなかった」「加工品の売り上げが減った」などの影響が報告されました。 一方で、「GoTo商店街キャンペーンなどの機会をつかって、漁村女性仲間と新しい取り組みに挑戦したい」「需要に合わせてオンラインショップを準備している」「来年度以降の女性部活動を工夫したい」といった前向きな打開策を検討する声も出されました。 三木室長は、「こんなふうに、オンラインでもつながれることが今回分かった。地域でもトライしてほしい」と、初の試みとなったオンラインでの話合いを高く評価しました。 プラスチックごみについて、研究者の知見から学ぶ最後に行われた記念講演では、漁村女性たちの関心が高いテーマとして、「プラスチックごみについて考えよう―私たちの生活から見えるもの―」について、(国研)海洋研究開発機構の中嶋亮太研究員が講演しました。 中嶋さんは、プラスチックごみの現状等ついて説明し、一番問題になっている「使い捨てプラスチック」を減らすためのヒントなどを提案しました。 ▶『海洋プラスチック汚染』(中嶋亮太 著、2019) コロナ対策SDGs女性活躍若手女性部JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
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